バルブ

バルブになぜグラファイトパッキンが使われるのか

高温高圧の環境で利用されるバルブのパッキンは、以前は石綿が主に使用されていました。しかし、人体に影響を与えることが分かり石綿が使用できなくなり、現在はそれに代わる素材としてグラファイトが使用されるようになりました。
グラファイトの馴染み性が優れている特徴を活かし、パッキンを締め付けることにより高いシール効果を発揮させることができます。その反面、締め付けるとステムに密着するので抵抗が発生し、バルブの開閉が重くなります。グラファイトパッキンは、自己潤滑性によりステム抵抗が他のパッキンよりも少なく、開閉動作にも影響を与えにくいです。

バルブとは

配管内部に通る流体(気体・液体・粉体の総称)を制御・調整する仕組みを持った機器の総称です。

バルブになぜパッキンが使われるのか

バルブステムと本体の接触面には隙間があり、配管内部を通る流体がステム部に流れ込むと漏れが発生し、流体の損失、バルブ本体への影響につながる。パッキンはステムと本体の隙間を埋め、漏れの発生を防ぎます。

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